玄関ドアの交換リフォーム、費用の相場と補助金
玄関ドア、玄関引戸は家を建ててから一度も交換していない・・・という方も多いのではないでしょうか。
玄関ドアは毎日使う場所であり、外観で最も目につく場所です。
玄関ドア交換リフォームに興味がある方でも、費用や相場について知りたいという方が多いと思います。
この記事では、玄関ドアの交換リフォームと費用の相場、施工実例について詳しく説明します。
玄関ドアのリフォーム費用の相場
- 本体と施工費、既存ドアの処分費などすべて含めて、50万円程が相場
玄関ドアの交換方法はいくつかありますが、一般的なカバー工法であれば、50万円程度が相場です。
一般的なリモコンキー仕様の場合の金額であり、車のリモコンキーと同じ使用方法になります。
リモコンキーはメーカーにもよりますが、LIXILの場合3本まで標準で付いてきますが、それ以上必要な場合は一台ごとに追加購入が可能です。
リモコンキーは電池が減るとお知らせしてくれますが、内臓されている非常用キーでも開錠できます。
ドアの種類によっても値段が変わり、引戸や親子ドアと呼ばれる2枚の両開きタイプのドアの場合は、使用材料が増えるため、その分価格が増えます。
既存のドアが大きくて、製作可能範囲を超えている場合は、上部にランマを設けたり、横に袖壁を設ける必要があるため、材料費がその分上がります。
玄関ドアではなく、勝手口のようなガラスドアの場合は、20万円程度。シンプルなアルミドアであれば、10万円程度が相場です。
最近の新築は、断熱性能を上げるため、外壁の開口部を少なくする傾向にあり、片開きのドアが主流になりつつあります。
玄関ドアの交換の流れ
- 基本はカバー工法で、工期は一日
玄関ドアの交換方法は二種類あり、基本的にはカバー工法で施工しますが、防犯性や断熱性、使用感はどの工法でも同じです。
カバー工法では、外壁と古いドア枠はそのまま残して、古い枠の上から新しいドア枠を被せるように設置するため、費用も安く工事も1日で完了します。
デメリットとしては、既存のドアの大きさによって新しいドアの大きさが決まるため、ドアの寸法を大きくすることはできません。
ドア枠を交換する工法の場合は、ドア枠は外壁の内側から固定しているため、周囲の外壁の解体と補修が必要です。
こちらの工法の場合は、ドアの大きさや形状を変更することができたり、今までドアの位置をずらすことが可能になりますが、費用はその分高くなります。
玄関ドアの交換の補助金
- どの補助金であっても、工事前に必ず申請が必要
リフォームにおいて費用を抑えるために有効なのは、いくつかの箇所をまとめて施工することです。
他にも玄関ドアについては、最新のものに交換することで、断熱性が上がるため、毎年補助金の対象になっています。
こうした補助金を利用することでも費用を抑えることができます。
2024年度は、子育てエコホーム支援事業と先進的窓リノベ2024事業の二つを利用できます。
国の補助金ですので、浜松市に限らずすべての市町村で利用可能です。
子育てエコホーム支援事業は、32,000～49,000円の補助額、先進的窓リノベ2024事業は58,000～220,000円の補助額となります。
補助額はドアの大きさや断熱効率によって変わりますが、ドア交換単体では、利用の基準を満たさないため、他のリフォームと組み合わせての利用が必須です。
補助金は、住宅省エネ2024支援事業者として事前に登録している施工業者しか取り扱いができません。
工事を行う前に、必ず補助金の利用を行いたい旨を伝えるようにしましょう。
施工事例
カバー工法（浜松市中央区*様邸）
仕様：LIXILリシェント断熱、リモコンキータイプ
費用：50万円程度
カバー工法（浜松市中央区*様邸）
仕様：LIXILリシェント和風引違い、シリンダーキータイプ
費用：35万円程度
枠交換工法（浜松市中央区*様邸）
仕様：LIXILジエスタ断熱、リモコンキータイプ
費用：70万円程度
ドア新設（浜松市中央区*様）
仕様：三共アルミフラッシュドア
今まで何もなかった場所に穴を開けて、枠をはめてドアを新設する工事です。
外壁と室内壁、床のコンクリートの解体と補修費用が追加で必要となります。