エクステリアは基礎が大切
ご自宅にカーポートやサイクルポートを、お考えの方は多いのではないでしょうか。
ついついデザインや価格に目が行きがちですが、
きちんと施工されているか・・・も大事なポイントです。
浜松は風が強い地域ということもあり、倒れたり飛んでしまったというトラブルが少なくありません。
今回はサイクルポートの設置を通して、注意した方が良いところをご紹介していきます。
アスファルトのはつり
今回はLIXILの3台タイプのサイクルポートを施工させていただきました。
外構商品はLIXIL、三協、YKKなどがよくあるメーカーになります。
コンクリートやアスファルトを、切ったり掘ったりすることをハツリと呼びます。
まずは、路面のアスファルトはつって、基礎のための穴を開けていきます。
メーカーの施工書によると、基礎の寸法は400*400、深さが500mmとなっています。
分かりやすくなるように、地面に印をつけていきます。
コンクリートカッターでアスファルトを切断し、
コンクリートハンマーで割っていきます。
給排水管や電線などの埋設物がある場合、希望の場所に柱を立てられないことがあります。
図面があれば、事前にチェックすることができるので安心です。
基礎の打設
次はコンクリートを作って流し込みます。
添木を立てて柱の垂直がずれないように注意します。
片持ちタイプで柱が2本しかないため、生コン車(ミキサー車)は手配していません。
現場でコンクリートを練っていきます。
セメントと砂と砂利に水を少しずつ加えて、よく攪拌していきます。
たった2本の柱ですが、一輪車で8杯ものコンクリートを使用しました。
大型のカーポートの場合、人が入れるくらい大きな基礎を掘ることもあります。
たしかに使用するコンクリートは多くなり、その分費用もかかりますが、
耐風強度を保つためには、施工書通りに作った方が良いでしょう。
きちんと作ることで、後々のトラブルを避けることができるでしょう。
1日目の工事はここまでとなります。
コンクリートが固まるまで、少し時間を置きます。
コンクリートは水分と反応して硬化する物質です。
暑すぎず湿気も多いという、コンクリートにぴったりの良い気候でした。
梁・屋根の取付
1日たって十分にコンクリートが硬化したので、梁や母屋を取り付けます。
最後に屋根と雨樋を設置して完成です。
屋根材は傷に強いポリカーボネート板で、色は半透明になります。