フェンス設置の流れとポイント

今月は、エクステリア工事の多い月でした。

駐車場を作って白線を引いたり、

レンガを積んだり、盛土をしたり・・・

そんな中でも、最も多いのはフェンスの設置工事になります。

今回はフェンス設置の流れとポイントをご紹介したいと思います。

 

 

 

材料の購入

必要な材料を積算して、発注しましょう。

フェンスの場合は、本体(金網)と柱と取付金具が必要です。

 

私たちは、専門の商社から納品してもらいますが、

最近はホームセンターやネットでも手に入るようになってきました。

 

LIXIL、三協、YKK等の有名なメーカーは、

質問しやすく保証も整っているのでおすすめです。

 

道具としては、最低限コテ・バケツ・水糸・水平器があれば結構です。

 

 

 

モルタルを練る

セメントと砂を購入し、バケツで混ぜてモルタルを作ります。

割合はセメント1に対して、砂が3になります。

よくかき混ぜながら、加水していきます。

 

水の添加量は目視で判断します。

水は多すぎると、ひび割れたり強度が下がったりとデメリットが多くなります。

少しずつ加えて、見た目が雑炊くらいになれば大丈夫です。

 

慣れていない方向けに、インスタントセメントという、

予め砂が混合されており水を加えるだけという商品もあります。

少し割高ですが、簡単で便利な商品です。

 

モルタルの硬化を早める硬化促進剤もあります。

使うと1時間もしないうちに固まりますが、DIYの場合は不要でしょう。

 

 

 

柱を立てる

ブロックに空いた穴に柱を立てていきます。

穴が無い場合は、新たに開けなければなりません。

穴あけ(コア抜き)はDIYでは難しい作業になります。

 

出来ればブロックを積むときに、「フェンスを建てるので

穴を開けておいてください」と伝えるのがベストでしょう。

 

柱を穴に刺して、モルタルを充填していきます。

ほとんどの柱には表面と裏面があるので、注意しましょう。

 

水平器を当てて柱が垂直になるように微調整します。

柱同士を水糸で結ぶと、位置が視覚的に分かるので調整が簡単になります。

モルタルを入れた後に、あまり柱を大きく動かすと、

液状化現象で水が浮き出てしまいます。

最初に柱を指す段階で、なるべく垂直にしておくのがコツです。

 

気温にもよりますが、1日程度でモルタルは硬化します。

 

 

 

フェンス本体(金網)を設置する

柱にフェンス本体を取付していきます。

 

本体を付ける→連結部品を付ける。この繰り返しです。

施工説明書が入っていますので、その通りに工事を行っていきます。

今回くらいの量(20m)でしたら、2日で余裕をもって終わります。