シューズクロークで玄関の収納力をUP!
シューズクロークとは
シューズクロークは、玄関に隣接する収納空間のことです。
玄関は第一印象、すっきりとさせておきたいものです。
シューズクロークは、その名前のとおり、靴は勿論、ゴルフバッグなどを置くことができます。
靴を毎回下駄箱にしまうのは手間がかかります。
湿気の面でも密閉空間に入れるのは望ましくありません。
その点も、シューズクロークはオープン棚なので出し入れが簡単。
玄関を手軽にキレイにすることができます。
実は、シューズクロークは新築時ではなくても、後付けできることをご存知ですか?
今回は、実際に施工したリノベーション例をご紹介していきます。
和室の押入→シューズクロークへ
今回は、もともとは和室を解体してガレージにする工事を行っていました。
電動シャッター付きのバイクガレージを作るプランです。
筋交を切断したくなかったため、出入り口の上部が筋交の形に合わせてナナメになっています。
使わなくなった和室をビルトインガレージへ作り直します。
和室の押入が、デッドスペースとして残ってしまいました。
押入の裏が玄関という配置を生かして、押入→シューズクロークにします。
押入の中段は撤去し、壁にクロスを貼って仕上げていきます。
靴のサイズに合わせた棚を取り付けたら完成です。
棚の位置は、自由に高さを変えることができる可動タイプ。
ブーツやゴルフクラブを置いたり、フック金具を使ってコートハンガーにしたりと便利です。
シューズクローク計画のポイント
シューズクロークは決めるべきポイントが2つあります。
- 出入口の数は? ウォークイン型(出入口×1) or のウォークスルー型(出入口×2 )
- 扉を設置する?
使い勝手だけを考えれば、ウォークスルー型 × 扉無しが一番楽です。
ただし、来客者に中を見せたくないといった理由がある場合は、
ウォークイン型や扉の設置も検討した方が良いでしょう。
今回はウォークスルー型 × スイングドアとしました。
スイングドアは取っ手が無く内側・外側の両方に開くドアで、ウエスタンドアとも言います。
目線の高さに合わせて作ってあり、目隠し・使いやすさを両立しています。
玄関からスイングドアを通って、そのままLDKに行けるウォークスルー型。
せっかくのシューズクロークも、使うのが面倒だと玄関に靴を出しっぱなしになってしまいます。
設計段階で、使い方をしっかりイメージして動線を意識することが大切です。