スイッチを変えると、暮らしやすさが変わる

電気の切り忘れでストレスを感じることはありませんか。よく消し忘れるスイッチに注意書きを書いたりと、工夫される方も多いかもしれません。暮らしやすさに関わるスイッチのあれこれについてご紹介します。

 

 

 

基本のスイッチ

基本のスイッチはパナソニックのコスモシリーズです。最も普及している定番品なので、信頼性が高く価格が安い上に、どこでも手に入ります。操作面が大きく、手のひらや肘でも軽く押すだけなので、使いやすいのが利点です。角が丸いラウンドタイプと、角が四角いスクエアタイプがあります。

 

デザインを重視する場合は、他のスイッチもあります。ガレージの内装などは、トグルスイッチや金属スイッチを使用します。変わったものでは、USB(Aタイプ/Cタイプ)専用コンセントもあります。

 

 

 

主なスイッチの種類

■片切りスイッチ

一般的な標準タイプのスイッチです。

 

■ほたるスイッチ

電源がオフの時に緑色に光ります。暗闇の中でも、遠くからでもスイッチの位置が分かります。機能が蛍と似ている事から「ほたるスイッチ」という名が付けられました。

 

■入切表示付スイッチ

使用中の場合、入表示となります。スイッチと照明の場所が離れているときに活躍します。

 

■パイロットスイッチ

使用中の場合、赤く光るため、消し忘れに便利です。当社事務所でも、吹き抜けのシーリングファンに使用しています。

 

■遅れスイッチ

換気扇等で使います。消してから一定時間は回り続けます。消えるまでの時間は、ツマミで調整することができます。

 

■調光スイッチ

明るさを変えることができます。映画を見るときは暗くしたり、書き物をするときは明るくするといった使い分けができます。主にリビングで使用します。

 

■自動点滅器・タイムスイッチ

指定した時間や、暗くなると点灯します。屋外の照明器具に便利です。

 

 

 

スイッチは軽視されがち・・・

家づくりを行う中で、スイッチについて施主側から指定されることはほとんどありません。建築会社側がご家族の構成やスタイルを踏まえ、選定することがほとんどです。昔ながらのフルカラースイッチから、最新のコスモスイッチに交換するだけでも使い勝手がかなり変わります。

 

 

 

スイッチ工事は資格が必要

スイッチやコンセントの工事には、電気工事士の資格が必要です。たとえ自宅であっても、無資格の工事はできません。実際に浜松でリフォーム工事に行った際、漏電が判明した現場もありました。無資格の工事は感電や火災の危険がありますので、必ず資格者に依頼するようにしてください。