量水器のフタが割れたとき
量水器ボックスのフタはよく割れます
量水器ボックスが壊れた場合は、自費で修理しなくてはなりません。
特に水色の安価なPVC樹脂製のタイプで、車のタイヤ通る場所にある場合は要注意です。
フタが割れるだけなら良いですが、枠やメーター本体が破損すると復旧に手間がかかります。
水道管が破損していると、水を止めて交換作業が必要になるので大掛かりになります。
できれば、そもそも割れないようにしておく方が良いので、鋳鉄製のフタをお勧めしています。
鋳鉄製フタ
前澤化成やクリモト等のメーカー品の場合、鋳鉄製の量水器ボックスのフタが用意されている場合が多いです。
樹脂製のフタはよく割れますが、黒色の鋳鉄製のフタは割れたケースは今のところありません。
できれば割れる前に鋳鉄フタへ交換した方がよいでしょう。
当社で施工するお客様は、タイヤが通る箇所は鋳鉄フタ、通らない箇所は樹脂フタと使い分けています。
外構工事でコンクリートを打つ場合も、鋳鉄フタでご提案することが多いです。
なお、古い量水器ボックスの場合、フタの販売が終わっていることがあります。
また、メーカーによっては鋳鉄フタを販売していないこともあります。
そんな時は、量水器ボックスごと交換になります。
たまに県外の方からご質問いただくことがありますが、量水器ボックスは地域によって仕様が異なります。
管轄の水道局や工事会社(指定工事店)へお問い合わせいただいた方が良いでしょう。
割れてしまったとき
この記事をご覧の方の中には、すでにフタが割れてしまった方もいらっしゃると思います。
そんな時は、どこが破損したかを確認して、部品をメーカーに発注します。
量水器ボックスは仕様が異なるものが多いので、図面を取り寄せて形状を確認しておくと安心です。
修理部品が納品されるまでの間は、これ以上破損が進行しないように注意してください。
ご自宅の場合は家族にアナウンスしたり、安全コーンを立てても良いでしょう。
店舗や事務所などで不特定多数の方が来る場合は、鉄板や構造用合板を敷いて保護養生します。
ちなみに、合板にはよく使うものだけでも、ラーチベニヤ合板、ラワンベニヤ合板、OSB合板、コンパネなどいろいろな種類があります。
ホームセンターなどで見かけるファルカタ合板などは、柔らかく強度が低いので穴を塞ぐ用途には使用できないので、鉄板や構造用合板を使用しましょう。
まとめ
- 量水器ボックスが車が通る場所にある場合は、鋳鉄フタがおすすめです
- 壊れてから交換するよりも、壊れる前に交換する方しておく方が良いです
- 割れた場合は、中に入っている水道管やメーターに被害が出ないよう、早めに保護しましょう