天井スピーカーを設置しよう!
天井付けタイプのスピーカー増設工事を施工しました。
作業自体は、2名半日程度で完了しています。
天井スピーカーは見た目がすっきりするだけではありません。
音が上から降ってくるので、部屋全体に音楽を流すのに適しています。
今回は、実際の工事の様子をご紹介したいと思います。
まずはスピーカーの位置決めと配線を
トイレでもBGMを流せるようにしてほしいと言われたことが、今回のきっかけでした。
スピーカーを1台しかつけない場合は位置決めは簡単です。
基本的に人が座る位置の真上、もしくは少し前方となります。
音に違和感が無く、音楽が流れていてもスピーカーの存在を意識しないで済みます。
BGMは場の雰囲気をつくるものなので、存在を意識させる必要はありません。
2階にアンプがあり、スピーカーの設置場所は1階のトイレです。
せっかくなので配線を隠してキレイに仕上げたいところ。
1階の天井裏に樹脂管を通し、ケーブルを隠蔽処理する事に決めました。
天井裏はある程度のスペースがあるので、こういった用途にはぴったりです。
作業は大きく分けて、次の2工程となります。
- 天井裏で、アンプからスピーカーまで配線を送る
- スピーカーをはめ込むための穴を天井に開ける
アンプからスピーカーへケーブルを配線
まずは2階の床に穴を開けます。
アンプから1階の天井裏へケーブルを通します。
一般的なフローリングの床なので、インパクトドライバーがあれば大丈夫です。
長めのドリルビットがあると、手の入らないような狭い場所でも便利です。
さきほど穴を開けてケーブルを通した床の下に、天井点検口を取り付けます。
点検口は床や天井に設置する、取り外しができるフタのことです。
当社で在庫で用意しているのは450角ですが、今回は片手が入る300角を用意しました。
取り付ける前に、天井のクロスを剥して点検口に貼っておきます。
点検口はトラブルがあった際のメンテナンスでも活躍します。
天井を開けると2階からのケーブルが下りているのを確認しました。
露出部分はサドルで梁にとめながら、目的地であるトイレの天井裏へ伸ばしていきます。
スピーカーの大きさに合わせて、自在キリと呼ばれる工具を使って天井に丸穴を開けます。
最後に配線を接続し、天井にはめ込むことで完了となります。
スピーカーごとにアンプが必要
音楽を流すためには、音源プレーヤー・アンプ・スピーカーの三つが必要になります。
今回はプレーヤーはiPadを使用しました。
スピーカーとアンプについては新規で購入いただいています。
1台のアンプで、スピーカーごとに音量を変えることはできません。
部屋の大きさによって必要な音量が異なります。
なお、一台のアンプにつなぐことができるスピーカーの数(容量)も、決まっています。
複数の部屋で流したい場合は、音源が一緒であっても部屋毎にアンプを用意したほうが良いでしょう。