ダウンライト|位置の決め方と使い方
ダウンライトとは・・・
戸建て住宅で最もよく見かけるのは、シーリングライトです。
天井に後付けでとりつける、円盤型の照明です。
電気工事が不要なので、だれでも手軽に交換することができます。
ダウンライトは天井に埋め込むタイプの照明。
パナソニックやコイズミといったメーカーがメジャーです。
天井の穴あけや配線作業がいるため、取付には電気工事士の資格が必要ですが、
天井がすっきりとするため、部屋が広く感じる効果があります。
ダウンライトの選び方について
ダウンライトを選定するときは、色温度・照射角度・明るさの3点を考えます。
まず、色温度を検討していきます。
色温度は、一般的なカタログではK(ケルビン)で表されます。
数字が大きいほど白っぽくなり、明るく見えるようになります。
色温度が低いほど落ち着きを与える効果があるので、部屋の用途によって使い分けていきます。
リビングや寝室は2700~3500K程度。
キッチンや鏡を使う洗面室などは5000K程度。
勉強部屋などの細かい作業をする部屋は6500K程度が良いでしょう。
次は照射角度です。
ダウンライトには、広角や狭角といった、光を照らす角度が決まっています。
この角度は後から変更することができないので、照明の使い方を考える必要があります。
たとえば、部屋全体を照らしたいのなら、部屋の中央に広角タイプを設置。
あるいは、ダイニングテーブルの上に、狭角タイプでスポット的に照らすといった使い方があります。
最後は明るさです。
部屋の用途によって必要な明るさが変わってきます。
おすすめは調光タイプのダウンライトを使うこと。
調光スイッチと組み合わせて使うことで、明るさをコントロールすることができます。
設置のやり方
設置するときは天井に穴を空けて位置を決め、100Vの配線をつないでいきます。
天井を壊すことになるので、クロスの貼り替え工事とセットで行うことになります。
取付にあたっては、天井裏にスペースがあることが条件です。
天井裏に小屋梁が走っていたりすると設置できません。
木造の住宅であれば、たいてい設置に問題はありませんが、
RC造や集合住宅などはダウンライトを設置できないケースがあります。
ご希望の方には、現地調査に伺った際に、
おすすめの照明や設置の方法をご提案させていただきます。