わが家のこだわり|オーダーメイドのアイアン
事務所のらせん階段を見たお客さまから、どうやって作るんですか?とご質問をいただきました。
金属の階段などのご依頼は、基本的にはオーダーメイド。
図面を書いて鉄工所にもっていき、熱して曲げたり溶接して作っています。
一点ものというと、なんだかハードルが高そうに感じますが、実は一般の住宅でも大丈夫です。
金属は木に比べて細く軽やかなので、使えば部屋の印象がシックで引き締まったものに。
今回はそんなスチールやアイアンについてご紹介していきます。
アイアンのつくり方
表札や階段の手すりが特に人気です。
手すりは建築家の方など、比較的プロの方からの依頼が多い傾向にあります。
依頼をいただいたら、図面やイメージ図をつくり、それをもとに金属を切り出し。
切り出した金属を溶接してつなげていけば、形が出来上がりです。
まずは溶接棒を溶接機本体から伸びているトーチに取り付け。
溶接したい場所に軽く擦り付けてアークスタートすると、溶接が始まります。
このあたりの作業は、なかなかDIYでは難しいかもしれません。
溶接が終わったら次は塗装です。
スチールであっても、使う場所によってはさび止め塗装が欠かせません。
錆止め塗装をしたあとに、仕上げ塗装をしていきます。
こちらは錆止め塗装を、作業場で塗っているところの様子です。
アイアン|デザインのポイント
- 鉄工所で作ってから運搬
施主さまの家での溶接することはできません。
そのため、予め金属を加工して持っていくことになります
らせん階段など、手で運べないものは重機で搬入するので高額になります。
- 図面が必ず必要
手書きでも結構ですので図面を作成しています。
寸法が違うとゆがみが出たり、納まらなかったりします。
他のデザインを参考にして、やりたいことをイメージしておくのが大切です。
- できあがった後の修正は不可
完成したあとに形を変えるのは、木と違ってとても難しいです。
どんなものを作りたいのか、しっかりとしたイメージが必要です。
家づくりでは、写真やスクリーンショットを撮っておくのがポイント。
良い感じのデザインを見つけたとき、共有しやすくなります。
最近の施工事例
たとえば表札の場合なら、このように立体的に仕上げる事も可能です。
金属は細く軽やかなので、全体の印象が引き締まったものに変わります。
外壁から少し話して取り付けているので、影になった部分もキレイですね。
どんな形でもつくれるのがアイアンの魅力です。
こんなことをやってみたいということがあれば、一度ご相談いただければと思います。