赤水が出たら、水道管を交換!

人が住んでいない期間が長い空き家の場合、水道から赤水が出ることがあります。

メーターの元栓を開けると漏水が判明することがあります。

この記事では、赤水の原因と対策、費用の目安についてご紹介させていただきます。

 

 

 

宅内配管の劣化

 

近隣で道路工事を行っているときを除いて、赤水は宅内配管の錆が原因です。

古い住宅の場合、金属管(鉄管など)を利用しているため、どうしても劣化すると水に錆が混じって赤くなります。

錆が酷い場合、管が破損して水が漏れることもあります

 

水を出していないのに水道メーターが回っていれば、漏水していることが確定します。

水道メーターボックスを開けて、内部のメーターの銀色の部分「パイロット」が回転しているかどうか確認しましょう。

パイロットは、水を使っていないときは止まったままになります。

家中の蛇口が閉まっているにもかかわらず、パイロットが回り続けていれば、どこかで水漏れしている証拠です。

 

 

 

漏水調査

水漏れが分かった場合、最初に行うべきなのは、水漏れ箇所の特定です。

 

目視調査

濡れている箇所が無いか、蛇口があるすべての箇所を確認します。

キッチンの水道管の裏側等、目で見るのが難しい場合は、手で触って濡れていないかを確認します。

水道管は床下で取り回ししているため、床下点検口から入って床下を確認できるとベストです。

土の中で漏水していると、目視で見つけることは不可能です。

 

音聴調査

専用の漏水探知機や音聴棒などを使って、漏水している配管の位置を特定します。

漏れている箇所が近ければ、簡単に特定することができます。

反対に、漏水箇所が遠い場合は、特定が難しくなります。

 

 

 

宅内配管の敷き替え

そもそも赤水が出ている現場の場合、全体的に劣化している状況がほとんどです。

そのため、漏水箇所を直したとしても、赤水は止まらず、また新たな漏水が発生する危険性が高いと言えます。

当社では、木造住宅の場合は、漏水や赤水が発生した際は、水道管を交換することをお勧めしています。

 

水道管を交換する場合は、それぞれの蛇口から水道メーターまでの全ての水道を交換します。

屋外の部分はコンクリートを割って古い給水管を取り出し、新しい水道管を埋設します。

床下に入ることができない場合は、外壁に固定してカバーを取付しながら水栓の位置まで水道管を持っていくこともあります。

 

家全体の水道管の交換は、住宅の規模や水栓の数によっても変わりますが、30~50万円ほどかかることが多いです。

ちなみに、ガス管の場合は、ガスを使う場所が給湯器・ガスコンロの二種類しかないため、プロパンガスであれば5万円~で交換可能です。

都市ガスの場合は、道路までの距離によって大きく変わるため、水道と同じくらいの費用が掛かることがあります。

 

 

 

赤水が出たら要注意!

蛇口から赤水が出た場合は、進行すると漏水につながるサインです。

長期間使用しない場合は、劣化のスピードが速くなります。

現場を調査すれば、配管の交換が必要かどうかすぐ分かりますので、気になる方はご相談ください。