8帖の畳をフローリングに貼り替え
畳は吸湿性に優れた素材ですが、ベッドやソファといった大型の家具を置くには向きません。
そもそも最近の家具のデザインは和風の物が少なくなりつつあります。
他にもペットを飼っていらっしゃる方は、フローリングの方が掃除しやすいという方が多いです。
そんなときは畳をフローリングにする工事が向いています。
畳をフローリングにする工事の流れ
まずは畳を処分します。
畳の厚さ分、床が下がっていますので、床を組んで構造用合板を貼ることで嵩上します。
畳の厚さはいろいろな種類があるので、厚さに合わせて床を組みます。
最後にフローリングを貼って仕上げるという流れになります。
当社の標準仕様のフローリングは、突板フローリングと呼ばれる素材です。
天然木を薄く削り、合板と張り合わせたフローリングで、合板フローリングの強さと無垢フローリングの美しさが両立しています。
完全な無垢フローリングも取り扱っていますが、定期的なオイル掛けといったメンテナンスが必要です。
耐衝撃性や耐擦過性能という点では、突板フローリングの方が優れています。
当社事務所には50種類以上のフローリング実物サンプルがありますので、実際に触ってお確かめいただくこともできます。
匂いが付きにくく汚れに強いビニルタイル素材もありますので、ペットを飼っている方におすすめです。
費用の相場
たとえば8帖の和室の場合、フローリングに変えると、古い畳の産廃処分費等も含めて25万円程度となります。
一緒にやることが多い工事としては、しっくい壁をクロス貼りにするのも便利です。
しっくいも吸湿性が高いため、特に窓の少ない部屋ではカビが発生することがあります。
クロスの場合は、カビがほとんど発生せず、水拭きもできるのでメンテナンスが楽になります。
畳コーナーにするのもお勧めです
一般的な畳は大きさが1帖で、ヘリが縁取りされています。
琉球畳と呼ばれる正方形の畳にすれば、ヘリが無いため、デザインが主張せず、どのようなインテリアの空間にも合います。
当社の標準仕様の琉球畳は、イグサではなく和紙を使用した和紙表を使います。
和紙表は、和紙をより込んでイグサと同じような見た目にした製品です。
和紙表を使うと、ダニやカビの発生がほとんどなく、耐久性が高いので一般的な畳に比べてメンテナンスがずっと楽になります。
また、日焼けしないため、イグサのように部分的に退色して見た目が変わってしまうということがありません。
床に座る空間を残したいということであれば、琉球畳を利用してリビングの畳コーナーをつくるのも便利です。
和室とリビングが隣接している場合、繋げることで広いLDKにすることも可能です。
現場を調査してプラニング
具体的な金額やプランの相談をしたい方は、ご連絡いただければ現地調査に伺います。
その際に、希望をヒアリングしてプランのご提案をさせていただきます。
建築に関することでしたら、お気軽にご相談ください。