アクリル板でピクチャーフレームを自作
写真やポスターに使えるアクリルフレームの作り方をご紹介します。
無印良品やニトリでもフレームは販売されていますが、大きいサイズがなく、輸送の手間もあり市販品はA3サイズが限度となります。
もし、大きいポスターを飾りたいという方はピクチャーフレームを自作するのも良いでしょう。
二枚のアクリル板を金具で挟むというシンプルな構造なので、材料はホームセンターでも入手できますので、気になる方は挑戦してみてください。
設計
まずは、ポスターの大きさから余白を入れてフレームの大きさを決めます。
当社はスピードを上げるためにCADで製図を行いますが、紙と鉛筆でも十分に図面を書くことはできます。
併せて、必要なビス等の材料を算出して用意しておきましょう。
ビスは等間隔にできないと、違和感がありますので、間隔もきちんと決めておいた方がきれいに仕上がります。
当社の場合、商社から材料を直接買付しますが、アクリル板はホームセンターでも販売しています。
必要な材料が決まったらホームセンターへ行って購入しましょう。
アクリルの厚みは2mmか3mm程度がベストとなり、あまり板が厚いと重量がでてしまう上に費用も高価です。
アクリルを切断
アクリル専用カッターで、アクリル板を切断します。
カッターはひっかくような形状で、アクリル板に傷をつけて、最後に割ります。
やすりで角を落として、バリをとって整えますが、切り粉が出ますので、養生をしておくと床が汚れません。
穴あけ加工
アクリル板にビスを通すための穴を空けます。
二枚の板をクランプで挟み、ドリルで一気に開けましょう。
なお、アクリルのドリルビットは専用のものを使用し、木工用や鉄鋼用のドリルビットはヒビが入るため、使用はできません。
電動ドリルにアクリル専用ドリルビットを装着して、穴あけ加工を行います。
ピクチャーワイヤー、ピクチャーレール
出来上がったアクリルフレームにポスターを入れます。
ピクチャーレールにピクチャーワイヤーという高さを微調整できる専用金具を使って設置します。
ピクチャーレールの設置はDIYでは難しいので、無い方はフックなどでも代用できますが、フックの場合は左右の微調整が難しいので、あまりお勧めはいたしません。
フレームに入れることで、ポスターがとても美しくなり、お客様にも喜んでいただけました。
アクリルフレームはサイズが大きいとDIYは大変なので、もし製作をご希望の方はご相談ください。