これだけはやった方が良い、「自宅の点検」

自宅のメンテナンス

住宅の雨漏りや水漏れといった不具合は、いきなり発生することは少ないです。

何か予兆があって、だんだんと酷くなることが大半です。

酷くなってから対応すると、工事も大掛かりで長期間かつ高額になりがちです。

 

今回は、住宅をお持ちの方向けに、自分でできる住宅の点検方法をご案内します。

特に相談されることが多い、床下と天井裏に分けて見ていきます。

 

 

 

床下

家を支える基礎がある場所ですが、なかなか目にする機会がないかもしれません。

ですが、大切な場所ですので、必ず確認したほうが良いでしょう。

 

床下へは、床下点検口から中を確認することができます。

点検口は床下収納庫を兼ねているケースが多いです。

 

 

・シロアリ

今までシロアリの復旧工事を何度も行っていますが、ほぼすべてが床下から侵入しています。

床下の束や土台といった木部に、蟻の通り道「蟻道」が残ります。

蟻道を早期発見し床下でとめることで、直せる可能性も高くなります。

床下の木部に穴が開いていないかチェックしましょう。

 

 

・水漏れ

シロアリと一緒に、配管からの水漏れが無いか確認しましょう。

雨が降っていないにもかかわらず、水に塗れていたりすると要注意です。

水漏れというと勢いよく噴き出しているようにイメージしがちですが、実際にはポタポタといった程度が多いです。

少量でも水漏れが続くと、木部が腐ったり、カビが発生する原因となります。

 

 

 

屋根裏

小屋裏には、天井点検口から入ることができます。

ただし、慣れていないと体重をかけて良い場所が分からないと思いますので、覗くだけでOKです。

太陽光パネルを載せている住宅は、固定用のビスが野地板から突き出ているので、特に頭を怪我しないよう注意してください。

押入がある住宅の場合は、押入の天井が点検口になっている場合が多いです。

 

 

・雨漏り

雨漏りしている箇所は、垂木等が黒ずんでいたり、断熱材が汚れていることが多いです。

屋外からも屋根を見て、屋根材・外壁材に破損や外れが無いかチェックしてください。

雨樋などは劣化しやすい箇所の定番です。

破損していないか、落ち葉などで詰まっていないか確認すると良いでしょう。

 

 

 

まとめ

例えば、バルコニーのシート防水が捲れてしまったら、上から施工し直すだけで済みますが、

雨漏りが発生していると、内装材や断熱材の復旧、ひどい場合は柱や梁の交換が必要になってしまいます。

自分で定期的に点検することで、被害を最小限で抑えるようにしましょう。