在来浴室!浴槽のみ交換のやり方
お風呂には種類が二つあります。
最近のお風呂はユニットバスがほとんどです。
プラスチックのようなFRPという素材でできており、
工場で作られたものを、現場で組み立てて使うようになっています。
もう一つは上の写真のような在来浴室。
オーダーメイドで、現場で浴室を一から作り上げてお風呂のことです。
コンクリートで形をつくり、石やタイルを貼って浴槽をはめ込んでいきます。
大きさや素材の自由度の高さが特徴ですが、こうした在来浴室は少なくなりつつあります。
在来浴室からユニットバスへの交換工事はリフォームの定番。
ただし、まだまだ使える場合は、メンテナンスをして使っていくのも良いでしょう。
今回は、そんな在来浴室のリフォームを紹介します。
在来浴室の浴槽交換
在来浴室の浴槽だけを交換する工事です。
もともとは石張りでステンレスの浴槽でした。
広い間取りを生かしつつ、使いやすさを良くします。
まずは、床を解体。
浴槽まわりのコンクリートを、ハンマードリルを使って壊していきます。
ユニットバスに交換する場合はさらに深く掘る必要があります。
一番時間がかかる作業です。
新しい浴槽を入れて、レンガで囲い防水をしていきます。
在来浴室はユニットバスに比べて、水漏れする可能性が高いです。
丁寧に施工することが大切といえるでしょう。
最後に、タイル職人が床と壁にタイルを張って完成です。
もともとあった浴槽よりもサイズは大きく。
深さは浅く、ゆったり過ごせるようになりました。
在来浴室をユニットバスにすると、おおよそ100万円かかります。
今回のように浴槽だけの交換にすると、コストも抑えることができます。
正直なところ、メンテナンスのことを考えるとユニットバスにする方が良いと思います。
日常のお掃除であったり、水栓器具の交換、断熱性などは、ユニットバスが優れています。
ただし、石の雰囲気が好きだったり、壊すのがもったいない場合はこういった方法も可能です。
自分の家にあったベストなやり方を見つけることが大切です。