ソファを製作しました
最近は家具屋さんも大型化しているので、既製品の家具も種類が多くです。
ただし、どうしても良いものが見つからない・・・
自宅にぴったりのデザインのものが欲しい・・・
というときは正直なところ値段は高いですが造ってしまうのも手かもしれません。
今回は大工工事で家具を造りましたので、その模様をお伝えしたいと思います。
オーダーメイド家具に興味のある方や、DIYで作ろうと思っている方の参考になればと思います。
ソファを造る
まずは図面を書きます。
施主様のお話を聞いて、断面図や展開図を描いていきます。
この辺りは住宅と同じです。
座面の高さは380mm、ソファの幅は1500mm(2.5人がけ)、座面と背板の角度は110度としています。
材木屋さんに材料を納品してもらい、加工を始めます。
今回は松の集成材を使いましたが、天竜杉などを選ぶことも可能です。
蟻桟という加工をしているところ。
目につくところは、ビスや金物が見えないようにしています。
カドを面取りします。
表面を研磨して仕上げます。
材料の加工が終わったら、組上げていきます。
ウレタン塗料でクリア塗装します。
小さい子供がいる家庭の場合は、自然塗料を選ぶのも良いと思います。
その場合は、オスモノーマルクリアーという塗料がおすすめです。
背のクッションを取り付けします。
マジックテープで固定するようにいたしました。
クッションは生地にチャックを付けて、生地を取り外して洗えるようにしてあります。
座のクッションを設置します。
裏地に滑り止めを縫い付けて貰っています。
生地はグレーの編み込みタイプをお選びいただいています。
完成
ソファは、両脇の手すりがないデザインです。
ソファテーブルも一緒に作らせていただきました。
オーダー家具は、長くお使いいただけることと、壊れても修理できることがメリットです。
使う塗料や木の種類、形、クッションの色など、全部選ぶことができるのも魅力です。
逆にデメリットは、工場生産ではないので、その分費用と時間がかかることとです。
造り付けの棚をつくったり、壁にベンチを埋め込んだりすることもできます。
建築はもちろんですが、木材のことでしたらできることは対応しますので、お気軽にご相談ください。