【新築工事①】地縄張り

7月1日から新築工事が始まりました。

まず最初に行うのは地縄張りです。

地縄張りとは、「地面に縄を張る」という言葉の通り、敷地内における建物の配置を示していく作業です。

図面上の建物の配置を、実際の地面に水糸で表していきます。

少し見にくいですが、写真の蛍光緑の水糸が地縄です。

 

 

地縄張りでは、まずは基準となる地点を決めます。

今回は隣地境界線や道路境界線、境界標を確認します。

もちろん、こうした境界標が無い場合もありますが、

そうした場合は、土地家屋調査士による境界確定を先に行う必要があります。

 

また、土地は完全に平ではなく、傾いていたりくぼんでいることが多いです。

そんなときもこうした、境界標をベンチマークとして、

ここから基礎の高さを決めていくことになります。

 

地縄張りの作業で使う道具は、メジャーと杭と縄(糸)です。

2点間からの距離を計算しておき、交点を導くのが基本のやり方となります。

直角を出すときは、ピタゴラスの定理を使います。

要所要所には杭を打っておきます。

 

 

地縄張りを行うと、今まで図面でしか見れなかった建物が、はっきりとイメージできるようになります。

終わったあとに施主様が現場にいらっしゃいましたが、

「思ったよりも小さく見えるね・・・」というご感想でした。

これはよくあるご感想で、地縄の段階はまだ平面ですのでたいていの方は小さく感じます。

これから高さが出て、立体になると建築物らしくなっていきます。

 

また地縄で表示するのは、一般的に外壁の通り芯(柱が建つ中心線)です。

実際の外壁面はもう少し外側になります。

 

 

地縄張りはアナログな方法に見えますが、

基礎打設時はトランシットと呼ばれる機械を使い、

より正確に測量しますのでご安心ください。

地縄が終わると、次の工程は地盤改良になります。