駐車場を造る前に知っておきたいこと。
駐車場を造る前に・・・
外構工事の中で占める面積は、駐車場が一番大きいことが多いです。
一番面積を占めるところだからこそ、基本的な知識が必要だと思います。
まず、駐車場にもきまった寸法があるのをご存知でしょうか。
基本となるサイズは幅2.5m×奥行5mです。
この寸法であれば、日本で流通している車の大半は駐車することができます。
公共施設だともう少し幅が狭かったり、反対にショッピングモールでは広かったりします。
乗っている車によっても必要な寸法は変わってきます。
お子さんのいる方はミニバンをお使いの方もいらっしゃると思います。
ミニバンは車体が大きく、幅1.85m×奥行4.9mといった車もあります。
駐車場も、標準寸法では奥行が足りなくなってしまいます。
反対に、軽自動車は長さ3.4m×幅1.48mです。
軽自動車をお使いの方は、駐車場を少し小さめについても大丈夫です。
ライフスタイルが変わって、車は乗り替えることもあります。
駐車場の大きさは標準サイズ以上としたほうが良いでしょう。
駐車場の仕上げについて
最も一般的なのはコンクリートとアスファルトです。
コンクリートの方が耐久性があります。
また、アスファルトは個人住宅くらいの面積の場合割高になります。
他にもレンガを敷き詰めるインターロッキングや、
緑化ブロックと呼ばれる、隙間から芝生が生えてくるブロックもあります。
ただし、価格を考えると土間コンクリートが最も人気があります。
カーポートについて
カーポートは金属屋根タイプとポリカーボネート屋根タイプがあります。
ポリカーボネートは、アクリルに比べてキズに強いですが経年劣化があります。
金属屋根タイプの方が価格は高いですが、耐風速度はずっと大きくなります。
台風が通り過ぎると、ポリカーボネートの修理工事が増えます。
浜松は風が強い町ですので、金属屋根タイプがおすすめです。
なお、2台用として販売されているカーポートでも、
実際に普通車を2台置くと、非常に狭いものもあるので注意が必要です。
駐車場の水勾配
駐車場の仕上げ面は、1.5%~2%程度の勾配が必要です。
なぜ勾配が必要なのかというと、完全に平らだと水たまりができてしまうためです。
人力で均されていますので、数mmの凹凸が出るため、それが水たまりの原因になることがあります。
水たまりができると、苔が発生したり汚れができることがあります。
道路側を低く、住宅側を高くすることで適切な水勾配をとることが大切です。