床材はフロアタイルもおススメです

フロアタイルのメリット

床材と言うと、リビングで使うフローリングや水まわりのクッションフロアを使う方が大半です。

ただし、耐久性という面ではフローリングは水に弱く、

クッションフロアは傷やへこみが付きやすいです。

 

そんな中、住宅用床材で耐久性で最もすぐれているのが、フロアタイルです。

塩ビ系の床材であり、水に強く、土足にも耐えられる強度があります。

そのため、ペットを飼っている方にも人気があります。

 

質感も床材の中では最も豊富で、上記写真は木目調ですが、

タイル調・コンクリート打ち放し風等さまざまです。

クッションフロアとは異なり、表面に凹凸があるのでとてもリアルな質感です。

 

価格帯としては、フローリングと同額であり、

既存のフローリングの上に重ね貼りも可能です。

フローリングを重ね貼りした場合は、ドアの開閉の際に下辺が擦れないように、調整が必要なことがあります。

ですが、フロアタイルの厚みは2.5mm程度なので、そのまま使用できることが多いです。

 

 

 

実際の工事

今回は戸建て住宅で、畳を撤去してフロアタイルにする工事を施工させていただきました。

 

 

もともとは、琉球畳と呼ばれる正方形の縁なしの畳が敷かれていました。

フロアタイルは畳には重ね貼りできませんので、すべて撤去します。

 

 

床を補強します。

フローリングの場合は、そのまま重ね貼りしても問題ありません。

ですが畳はそれ自体が剛性があり、床強度が低いため、

畳以外にする場合はたわみ防止のため補強が必要になります。

 

 

断熱材を入れます。

畳はそれ自体が断熱性があるので、畳の箇所は断熱材がありません。

畳以外にする場合は、断熱材の追加が必要です。

 

見えないところですが、大事なところです。

スタイロフォームと呼ばれる断熱材を、隙間なく取付していきます。

 

 

仕上げの12mm合板を貼ります。

この上に、接着剤でフロアタイルを貼っていきます。

接着する前には、床の形状に合わせ、かつ目地が少しずつズレるようにカットして割付を確認しておきます。

 

 

 

クロスとフロアタイルを貼って内装の仕上げを行います。

 

 

ニッチ(壁収納)も良いアクセントです。

クロス・床材・建具の色がまとまり良くなじんでいます。

 

 

畳→フロアタイルに変えることで、質感が大きく変わりました。

なお、フロアタイルのカタログ、実物のサンプルはいつでもございますので、お気軽にお確かめください。