猫と暮らすためのキャットリフォーム
ちょっと住宅を変えるだけで、ペットにとっても暮らしやすくなることがあります。
最近増えているのが、猫専用のキャットリフォームです。
今まで施工したものの中から、人気のある工事をご紹介したいと思います。
人気No.1 キャットドア
一番人気のリフォームで、室内の壁やドアに猫用の小さな出入り口を取付します。
人間用のドアを閉じておいても、猫は自由に出入りできるようになります。
扉がロックできるものや、屋外→屋内への一方通行に設定できるものもあります。
ドアの場合は、材質にもよりますが、1カ所あたり4~6万円程が費用となります。
一旦ドアを外して、ペットドアを取り付けた後、再度ドアを設置するという流れになります。
No2. 床の貼り換え
猫が床を滑ってしまうというお客様もいました。
ツルツルした床材の場合、肉球が滑ってしまうことが原因のケースが多いようです。
歩きにくそうにしているなら、床材が合っていないのかもしれません。
コルク等の自然素材は、しっかりと爪をたてることができるので、お勧め素材の一つになります。
高いところから飛び降りたり、小さい猫でも怪我をしにくいのもメリットです。
耐久性や汚れにくさでは、フロアタイルが良いでしょう。
凹凸のある素材を選べば、しっかりと爪をたてることができます。
No3. キャットタワー・キャットウォーク
昨年から増加しているのがキャットウォークの工事です。
壁に猫用の足場をとりつけたり、天井から吊ったりします。
やり方はウォールシェルフの取付工事と同じでシンプルです。
キャットタワーの場合も、無垢材を使って一から加工していきます。
お部屋の形状にぴったり合う、インテリアとしても美しいタワーができあがります。
下地補強をして、耐荷重を確保する
リフォームを考える前に、覚えておきたいことがあります。
皆さんはご自身の猫の体重を測っていますか?
猫の平均体重は3kg~5kg程度で、中には8kgを超える猫もいます。
一般的な壁下地である石膏ボードは、猫の体重は耐えることができません。
DIYで壁にキャットウォークをとりつけるときは、耐荷重を確保できるようにしてください。
ケガを避けるためにも、きちんとした壁の下地補強工事が必要となります。