【浜松市】耐震補助金拡大のお知らせについて

11月4日付で浜松市より耐震補助事業拡大のお知らせがきました。

地震があった際、避難所に集まるとコロナウイルス感染のリスクがあるため、

自宅で療養できる人が多くなるよに耐震化を推進しています。

重要なところをピックアップしてお知らせしていきたいと思います。

 

 

 

補助金額拡大について

  • 現行の補助上限額:30万円~80万円
  • 新しい補助上限額:追加で15万円

 

耐震補強工事を行う場合、まずは耐震診断で住宅のチェックを行いますが、

その構造評点が0.7未満であることが条件です。

築年数の古い(1981年5月以前に建てた)木造住宅の場合、該当するものがほとんどです。

 

 

また、高齢者や基礎疾患がある方がいる・・・など、

コロナで重症化リスクが高い方がいる世帯であることも条件となっています。

それ以外の世帯については、通常の耐震補助となります。

 

 

 

構造評点について

耐震補強では、住宅の構造的な強さを点数で現します。

この点数を構造評点と言います。

点数が低ければ安全性が低く、点数が高ければ安全な建物であるとみなされます。

 

  • 0.7未満 倒壊する可能性が高い
  • 0.7以上 倒壊する可能性がある
  • 1.0以上 一応倒壊しない
  • 1.5以上 倒壊しない

 

耐震補強工事では、この構造評点の考え方がとても大切になっていきます。

 

 

 

耐震工事の流れについて

耐震補強工事の流れは

耐震診断→補強計画の作成→耐震補強工事

となっています。

 

まずは浜松市の建築行政課に問い合わせて簡易型の耐震診断を受けると良いでしょう。

上記の構造評点の算出や、概算工事費などを無料でやってもらうことができます。

弊社に耐震補強工事をお申込みいただいた場合も、まずはこちらをお勧めしています。

 

 

次が補強計画の作成です。

より詳細な調査を行い、補強方法の検討や、補強前後の構造評点を算出します。

費用の目安は15万円~25万円程度となります。

最大9万6千円の補助金をもらうことができます。

 

 

最後に行うのが、耐震補強工事です。

事前に決めた補強計画に基づき、補強工事を行っていきます。

30万円~80万円の補助金をもらうことができます。

今回の補助金拡大に該当する方は、さらに15万円となります。

 

 

 

耐震補強は感覚ではなく、きちんとした計算に基づいて工事をしなければ効果がありません。

建築業者を選ぶ際は、耐震補強助成事業施工事業者として登録されているかをチェックするようにしましょう。