プロジェクターを天井に取付
シアタールームの設置は人気のリフォームです。
プロジェクターの値段が下がってきたので、設置のハードルも低くなりました。
今回は弊社の事務所にプロジェクターを天吊りで取付しました。
必要なもの
プロジェクターを天吊りで使うにあたって最低限必要なものは次のとおりです。
※(カッコ)内は今回使用した機種です。
- プレイヤー (PC)
- 映像ケーブル (HDMIケーブル)
- プロジェクター(BENQ)
- リモコン
- 天吊り金具
- スクリーン (ロールスクリーン)
- コンセント
●プロジェクターは必ずリモコン付きのものを購入します。
一般的な天井は高さ2400mm程度です。
手を伸ばしても届かないため、操作にはリモコンが必須となります。
また、天吊りにすると映像が上下逆になるので、映像反転機能がついたものが良いでしょう。
機種を選ぶ際は、輝度(明るさ)とコントラスト(明暗)が大切です。
今回は何度か使用して評判の良かった、BENQという台湾メーカーにしました。
●プレイヤーとプロジェクターをつなぐケーブルは主にRGBとHDMIです。
RGBはアナログ信号、HDMIはデジタル信号です。
たいていのプロジェクターはRGBケーブルが同梱されていますが、
プレイヤーとプロジェクターの距離が長い場合は、デジタル信号の方が減衰しません。
今回はプレイヤー⇔プロジェクターが15mなので、HDMIケーブルを追加購入しました。
●天吊り金具はメーカー純正品でなくても大丈夫です。
ただしその場合は、購入前にプロジェクターに対応しているか検討が必要です。
プロジェクターメーカーのHPで、仕様書を公開しているため、
ビス穴径と、ビス穴の距離をチェックしておきます。
●プロジェクターを動かすためには100V電源が必要です。
ぴったりの位置にコンセントがあるケースは稀なので増設も良いでしょう。
なお、この工事は電気工事士の資格が必要です。
●スクリーンはフィルムタイプとロールスクリーンタイプがあります。
ロールスクリーンタイプは手動と電動があります。
大型のスクリーンは重いので電動の方が便利です。
スクリーンの後ろにプロジェクターを置く、背面透過タイプの製品もあります。
工事の流れ
主な工事はプロジェクター設置工事、配線工事、スクリーン設置工事です。
天井の作業がメインであるため、二名で作業しました。
まずはプロジェクターを設置します。
●プロジェクター⇔スクリーンの距離はスクリーンサイズによって変わります。
製品によって最適距離は異なり、大きいスクリーンはより長い距離が必要です。
スクリーン⇔プロジェクター間の距離を3.72mとして図面を作っています。
●取付位置は慎重に決めましょう。
距離を正確に測るために、レーザー測定器を使っています。
プロジェクターは3kg程度の重さがあるので、天井固定時は下地材が必要です。
●本体の次は映像ケーブルと電源コードをつなぎます。
配線は天井梁の背面に見えないように設置します。
ステップルと呼ばれるU字型の釘を使って固定していきます。
●最後はスクリーン設置工事です。
今回はロールスクリーンタイプを2本使い、150インチの画面としました。
ロールスクリーンは本体重量に加えて、巻きおろし・巻き上げ時に振動が加わります。
常に静止しているプロジェクターよりも、補強が必要です。
現在は屋外向けのデジタルサイネージとして稼働しています。
浜松でプロジェクター取付やシアタールームをお考えの方は、お気軽にご相談ください。