台風に備える。|戸建て住宅編
最近は台風や大雨などの異常気象が増えています。
2019年の東日本台風は、被害総額の過去最高を更新しました。
近年の台風は、非常に強い風が吹く場合があるため要注意です。
既に対策している方も多いと思いますが、今回は一戸建て住宅にお住まいの方向けに、台風に備えるためにやっておいたほうが良いことをお伝えしたいと思います。
台風が来る前日まで
とにかく、動かせるものは室内へ収納しましょう。
台風の被害でとにかく多いのが風による被害です。
飛んできたものでガラスが壊れ、室内に破片が散乱するケースもあります。
プランターなどはもちろん、自転車等もできるだけ室内へ収納しましょう。
飛んだものが近隣の家にあたるといった二次被害も避けることができます。
本当は後付けシャッターを設置するのが最も効果的です。
台風が近くを通りすぎる場合、風向きも刻々と変化していきます。
家の北側は安全といったことはないため、家の中が最も安心です。
台風警報が出ているとき
雨戸やシャッターのないガラスから、物を離しましょう。
一般的なフロートガラスや強化ガラスは衝撃に強くありません。
小さな石や破片でも、尖っていれば簡単に割れてしまいます。
万が一のことを考え、ガラスに近付かないようにし、窓の内側に養生テープを貼っておくのも、万一の場合の飛散防止に効果的です。
また、アース線のない精密機器は、念のためプラグを抜いておいた方が良いでしょう。
台風は積乱雲の集まりのため、落雷が発生します。
近くの電線に過電流が流れると、コンセントにつながれた電化製品が壊れてしまうことがあります。
台風が過ぎたあと・・・
こちらは実際に現場で撮影した写真です。
台風が通り過ぎたら、外壁や屋根材に被害がないかを確認しましょう。
瓦が飛んでいるの or 割れているのに気づかなかった・・・というケースが多発しています。
木造の場合、雨水が侵入して構造部分が腐ってしまうと、修理するのもなかなか大変です。
棟板金(屋根の一番上のカバー)は取れやすいので特に注意しましょう。
雨樋も台風でよく被害をうける箇所です。チェックを忘れずに。
瓦が飛んだ程度なら直すのは簡単です。
ただし、放っておくと防水シートに傷がついてしまうことも。
被害を小さくするためには、早めの対応が必要です。
保険の確認を忘れずに
たいていの火災保険には自然災害への補償が含まれています。
火災保険は、火災だけではなく風災や水災、落雷にも対応している商品が少なくありません。
被害にあったときに慌てないよう、保険内容を確認しておき、どこまでが補償されて、何が範囲外かを確認しておくとスムーズです。