ブロック塀をフェンスへ|補助金利用

今回も、最近増加しているブロック塀の工事です。

ブロック塀を撤去してフェンスへ交換する工事を行いました。

 

もともとは石積みの基礎の上に、ブロック塀が載っているという構造でした。

基礎はそのまま再利用し、ブロック塀の部分のみ撤去します。

浜松市の補助金を利用して工事を進めていきます。

 

 

 

古いブロック塀→フェンスへ

解体していくと、問題点が見つかりました。

ブロック塀の鉄筋が、基礎の中まで入っていません。

ブロック塀の鉄筋が、基礎の上で切れてしまっています。

 

つまり、1.5メートルのブロック塀が、上に載せてあるだけということ。

地震で倒壊する危険性もあるので、きちんと作り直していきます。

 

 

まずは、ドリルで既存の基礎に穴を空けて鉄筋を差し込んでいきます。

次に、鉄筋をケミカルアンカーという特殊な薬剤で固定。

この鉄筋で基礎と新しい塀を固定していきます。

 

 

基礎の上にフェンスを取り付けて完成です。

アルミフェンスはブロック塀に比べて軽いので、

万が一倒壊した場合も、危険性が低くなります。

周辺には学校があり、子供たちも前面道路を通るそうですが、これで安心です。

 

 

 

ブロック塀の補助金

正式名称は、ブロック塀等撤去改善事業です。

ブロック塀の撤去と、安全な塀の新設に補助金を利用することができます。

 

 

撤去費の補助の条件

以下のすべてに該当する塀を、すべて撤去する場合。

  • ブロック塀・石塀・レンガ塀・万年塀等
  • 建築基準法上の道路または浜松市地域防災計画による避難場所等に面している塀等
  • 道路からの高さが80cm以上、かつ、ブロック塀の場合は3段以上の塀
  • 市が実施する事前現地調査を受けた塀(調査の申込みは建築行政課まで)

幅員4m以上の道路沿いで、高さが80cm未満、またはブロック塀の場合は2段以下のものは残すことも可能です。

 

 

補助対象・金額

「ブロック塀等を撤去するのに要する費用」と基準額(長さ1mあたり8,900円)とを比較

いずれか少ない額の2分の1以内。

上限100,000円/敷地

※この他、完全に撤去して安全な塀を作る場合は、さらに補助が受けられます。

 

 

注意

毎年の予算額が決まっている事業です。

予算が無くなった場合は、次の年度まで補助が受けれません。

 

補助金の申請ができるのは工事前のみです。

工事をした後に申請をすることはできません。

工事を担当する住宅会社へ、補助金を利用したい旨を先に伝えるようにしましょう。