我が家のこだわりポイント|スケルトン階段!

スケルトン階段

印象に残る住宅を作るために、何点かポイントを絞ってこだわる箇所を決めることをお勧めしています。

全体にまんべんなくコストを掛けるよりも、特にお気に入りの場所に重点的に手を入れるのが効果的です。

 

キッチンはLIXILの最上級グレードのリシェルのセラミックタイプを中心にまとめたい。

来客が多いので、玄関は広めにして突き当りを鏡貼りにしたい・・・etc

今回紹介するスケルトン階段も、そうしたデザインのポイントのひとつです。

 

スケルトン階段とは、構造部分も見える形状の階段のことです。

オープン階段やデザイン階段・シースルー階段などと呼ばれることもあります。

一般的な箱型階段と異なり。段と段をつないでいる蹴込み板がないため、

とても開放的で訪れた人の目を引きます。

階段下収納は作る事ができませんが、リビング等に吹き抜けと一緒に設置することが多いです。

 

 

 

設置の前に知っておいてほしいこと

一般的な箱型階段と比較すると難易度が高く、注意するポイントが多くなります。

 

①落下の危険性が高くなる

特に小さなお子さんがいる家にはオススメしておりません。

スケルトン階段には隙間が多いので、落下や落下物のおそれは少なからずあります。

どうしても設置する場合は、ベビーガードを設置したり、ネットを貼るといった工夫が必要です。

他にも滑り止め用のノンスリップを設置することも効果的です。

 

②コストが高くなる

  • 通常の箱型階段 20万円~
  • スケルトン階段 50万円~

構造が複雑になるほど、細くすればするほど費用は高くなります。

一定以上細くすると、木材では施工できないため、構造部分は金属を使用します。

たとえば、弊社の事務所で使っているらせん型タイプは120万円程度となります。

 

③複雑な形の階段には向かない

I字型の直階段やL字階段がベストです。

踊り場の多い折り返し階段ちった複雑な形状だとより強度が必要です。

材が太くなると、せっかくのスケルトンの魅力が減ってしまいます。

 

③壁の反対側にも手すりが必要

箱型階段とは異なり、手すりを壁につけることができません。

天井から吊ったり、アイアンで造作するのも可能です。

 

 

 

スケルトン階段の使い方

スケルトン階段は、開放感があるので大空間と相性が良いのが特徴です。

住宅の場合は、リビングに設置するケースが多いです。

吹き抜け×スケルトン階段×窓(もしくは照明)はオススメの組み合わせ。

良い空間が出来上がります。

光や風をよく通すのもおすすめのポイントです。