【雨漏り修理】瓦屋根の正しい防水について

最近はスコールのような短時間の大雨が増えています。
土葺きの瓦屋根の場合は、土が流れてしまうことも珍しくありません。
このケースでは、土が流れてできてしまった穴が雨漏りの直接の原因でした。
手持ちの材木で作業できたので、工事自体は3日間で終わっています。

今週は、そんな瓦屋根の雨漏り対策工事の様子を紹介したいと思います。

 

 

 

 

原因を調査しているとき、瓦の全周がコーキングで止められているのを見つけました。
完全に固定してしまうと、瓦の下に入った水がどこからも排出されません。
結果として、雨漏りを悪化させる原因の一つになっていました。

コーキングは手軽で優れた防水材ですが、使い方には正しい知識が必要です。
不要な部分をカッターで切り取って、元の状態へ戻します。


 

 

瓦の葺き土は流れてしまうと再利用することはできません。
それに、もう一度瓦を敷いても大雨が降れば、また被害が発生。
根本的な解決にはなりません。

雨漏り対策は、雨に弱い部分を別の素材にに貼り替えするのがおススメです。


 

 

まずは瓦と土、杉皮といった不要物をすべて撤去。
大工職人が野地板を打っていきます。
この上に「アスファルトルーフィング」と呼ばれる防水シートを敷けば下地が完成です。
このあたりは新築と同じです。

 

 

 

ここからは板金工事です。
前回作った下地の上に、ガルバリウム鋼板を敷いていきます。
ガルバリウムは現代の屋根材の中でも、最も耐久性の高いものの一つ。
高い耐久性を持っています。
瓦の色に併せて銀黒のカラーをえらびました。

雨樋も銅からステンレスに交換することで、耐久性UP

 

 

これで、今回工事した箇所から雨漏りする可能性は、
ほとんどなくなったと言っても良いでしょう。

最後に施主さまと一緒に屋根を確認して完了となります。

 

 

雨漏りは、原因の特定をきちんと行うことで、
必ず被害を止めることができます。
気づいたらすぐに対策を取ることが大切です。