これから始める方へ|リノベーションをする前に・・・

「リノベーション」という言葉を、既に知っている方も多いと思います。

大規模で家全体を新しくするような改修工事のことです。

 

最近増えてきているのが、中古物件を購入後、

リノベーションをして新居として住むご家族のお客さまです。

 

こうしたリノベーションの申込は毎月来ており、

既に昨年からリフォームよりも多くなっています。

 

このリノベーションには良いところも多いですが、

知っておいた方が良いこともあります。

 

今回はリノベーションをメインにしている工務店として、

そのポイントを紹介したいと思います。

 

 

 

リノベーションの良いところ

コストを抑えつつ自由な設計をすることができる

これがリノベーションの大きな魅力です。

 

建売りの新しさも良い点ですが、

自分の家だからこそ自分だけのデザインとしたい方も多いです。

 

2つの部屋を1つの大きな部屋にしたり、間取りの変更も可能。

 

リノベーションでは建物の基礎や躯体をそのまま使うので、

コストが低いのも人気な点です。

 

 

 

リノベーションで覚えておきたいこと

人気のリノベーションですが、知っておきたいこともあります。


まずは躯体に問題がないことが前提であるということ。

躯体というのは建築物の構造体を指します。

 

例えば通し柱にシロアリの被害がある・・・となると、

一度壁を壊して薬剤を散布、被害のある柱を交換しなければなりません。

これでは修理に多額の費用がかかってしまいます。

 

 


次に、築年数に応じて劣化しているところがあるということ。

リノベーションは新築と違ってすべてを新品にするわけではありません。

交換したところと、既存のものをそのまま使ったところの両方があります。

 

そのままにした箇所は、耐用年数を過ぎていれば不具合がおきることも。

 

購入後、細かい故障のフォローやメンテナンスをきちんとしてくれる業者を、

できれば住む前に見つけておいたほうが良いでしょう。

 

 


最後は、住むまでに時間がかかるということ。

内外装すべてに手を入れるような工事だと、2か月かかることも珍しくありません。

 

工事中は住むことができないため、その分の仮住まいを確保する必要があります。

引越希望日が決まっている場合は、先に施工業者へ伝えるようにしましょう。

 

順番で工事をさせていただいていますが、

期間が確保できなければ、残念ながらお断りすることもあります。

スケジュールを立てた上で、プランを考えていくのがポイントです。