長屋×リノベーション【その4・掛け軸&照明!】
掛け軸って修理できるの?
工事中に古い掛け軸を見つけました。
保存状態が悪かったためか、端がボロボロと崩れています。
工事中に何か見つけた場合は、基本的に施主様へ連絡します。
聞いてみると、どこに頼んでよいかわからないので、そのまま置いていたそうです。
実は、掛軸は修理を繰り返すことを想定されたものです。
次の世代へ受け継がれていくようになっています。
順番としては、古い軸を解体して本紙(中の書)を取り出し。
取り出した本紙を新しい軸に仕立てていきます。
本紙の状態が悪ければ、彩色を行って補修することもあります。
掛け軸は特殊に見えますが、専門の職人がいます。
「表具師」と呼ばれ、近年ではほとんど見なくなってしまいました。
弊社でも対応できるので、この軸は修理させていただきます。
横山大観などを手掛けた、関東の大店で修業した表具師が担当。
1か月ほどいただきますが、完成を楽しみにしていてください。
配線工事とダウンライト設置!
現場に戻ると、ダウンライトが増えていました。
電気屋さんが配線を増設して、照明を増やしたためです。
このあたりから電気工事が複雑になるので、電気を専門にする協力業者さんが担当します。
今回お願いしているのは、主に次の4つ。
- 階段照明のスイッチを追加して、二か所から操作可能に。
- コンセントが少なかったので、二口コンセントを3か所追加。
- LEDバーライトを壁に埋め込むことで間接照明へ。
- インターフォンの受話器が遠いため、居室の中へ移動。
スイッチの増設や照明の交換、コンセントを増やすなどはリフォームの定番です。
使っているうちに「不便だな」と思ったら一度相談してみてください。
進捗を共有します
大規模な工事の場合、最初に図面を作成することがあります。
今回も社長の決裁が下りた後、現場に図面を掲示しています。
配線等が図面通りになっているか、自分の目で確認します。
完成後の形が分かるようになってきましたところで。一度施主様に進捗を共有します。
残りの工期や、今後の作業の説明といったことを行います。
下の写真は施工前に撮影したものです。
ずいぶん面影が無くなってしまいました。
※弊社では施主様も現場をご覧いただくことができます。
ただし、危険を避けるため必ず管理者へご連絡ください。
※足場に登られるときは、規定に従って立会いの下、ヘルメット・安全帯を装備してください。