戸建て×リノベーション【その3仕上げ・フロアタイル!】
仕上げ工程
外壁も終盤に近付いてきましたが、内装も仕上げに入ります。
大工さんが作業を終わると、すぐに内装職人が入ります。
このあたりの工程では、電気工事士や設備職人・水道屋さんも入り複雑になってきます。
お互いの施工箇所が被らないように、かつ連続で次々に職人が入るのがベストです。
こうした工程の調整・品質の管理は、現場監督の仕事になります。
内装は、天井のクロス(壁紙)→壁のクロス→床材の順番に貼っていきます。
目に触れる機会が多い箇所なので、住み心地につながる大切な部分となります。
クロスは下地処理!
もともとは、クロスとクロスの継ぎ目にクラックが入っていました。
高いクロスでも、凹凸があるところに貼ると美しくありません。
下地をいかに平らにするかという点が、技術力の見せ所となります。
今回は弊社の職人である増井が中心となって、二名で施工いたしました。
パテですべてのビス穴を埋めるのは勿論、ペーパーやすりで完全な水平を作ります。
カドにはコーナーテープ、継ぎ目にはジョイント補強のテープを貼りつけ。
階段の曲がり角の壁が傷ついている住宅を見かけます。
こうした補強のテープをいれることで、かなり耐久力が上がります。
丁寧にやれば、クロスの継ぎ目は肉眼では見ることはできません。
耐久性はいちばん。フロアタイル!
住宅で良くつかわれる床材は3種類あります。
①一番よく使われるのは、木でできたフローリングです。
フローリングの中にも複合フローリングと無垢フローリングの二種類があります。
複合フローリングというのは、合板の表面に化粧材を張り合わせたもの。
無垢フローリングは天然木を削った床材となります。
今回はリビングに複合フローリングで、化粧板に天然木の板を使ったタイプにしました。
無垢フローリングよりもメンテナンスが楽ですが、触り心地は天然木という新商品です。
②次によく使われるのが、クッションフロアです。
水に強く、汚れも落としやすいので、水回りに用いることが多いですね。
今回もセオリー通り、洗面室とトイレの床に貼っています。
発泡塩化ビニルなので遮音性が高く、価格も三つの床材の中では最も安いものが多いです。
ただし、柔らかいため長く家具を置くとへこみます。
③場所によって、お勧めしているのがフロアタイルです。
とにかく硬くて傷がつきにくいのが特徴です。
フローリングとは異なり、メンテナンスは特に何もいりません。
今回はペットを飼う部屋の床に、フロアタイルを使用しました。