長屋×リノベーション【その1・施工開始!】
長屋のリノベーション!
長屋のリノベーションの依頼をいただきました。
現場は浜松市の中心部です。
同じような形の建物が並ぶ、昔ながらの下町ですね。
もともとは内装の老朽化に伴う減築をしてくれる工務店を探しており、
弊社を紹介いただいたとのことです。
ただ、現地調査をしてみると、隣家との間隔がほとんどありません。
建物の外形を変えようとすると、コストが倍増することが分かりました。
ご依頼内容
今回、施主様からの要望は3つです。
- 雨漏りがあるので、屋根を直してほしい。
- 2階の部屋は使わないのでなんとかしてほしい。
- 全体的に暗いので、明るい家にしたい。
いただいたご要望をもとに図面を作成していきます。
本当にコストをかけて減築すべきなのか、最善のやり方をお客様と考えていきます。
プレゼンテーション内容
ケイズではご要望を踏まえ、次のようにご提案させていただきました。
建物の減築はせず、リノベーションで住みやすい家を目指します。
- 屋根は葺き替え
カバー工法ではなく、あえて葺き替えを選択しました。
葺き替え時に屋根下地を検査、併せて修理するためです。
外からは見えない屋根なので、屋根材は強くて軽いガルバリウムを選択。 - 1階⇔2階は吹き抜けへ
建物の中心に吹き抜けを設置します。
ルーバーを多用して、風と光をコントロールしていきます。
横架材は残したうえで、柱・筋交を新設することで構造にも配慮。 - 天井にトップライト(天窓)を設置
屋根を直すときに一緒に設置してしまいます。
吹き抜けを通って、1階の居室まで自然の光が届きます。 - 階段を撤去・新設
現在の階段はあまりにも急すぎると感じました。
聞いてみると、やはり実際に転んだこともあるとのこと。
せっかく一流の大工が入りますので、使いやすい階段を作ってしまおうと思います。
もちろん手すりも一緒に作ります。
実際のご提案の際には、見積書と図面をお持ちしてプレゼンテーションいたしました。
施工内容にご納得いただいたため、次は請負契約書について説明します。
最後は署名捺印いただき、施工開始です。
まずは、徹底的な現地調査を実施。
そして、不用品の解体・処分からスタートしていこうと思います。