バルコニーFRP防水 浜松市中央区N様
少し広めのバルコニーの床の防水工事を施工しました。
一般的な住宅の防水施工は、FRP防水・ウレタン防水・シート防水の三種類です。
このうちバルコニーは、主にFRP防水で施工されます。
FRP防水のメリットは耐久性に優れており、工期も短いこと。
他の防水とは異なり硬いので、人が歩くところに向いている防水工法です。
面積の広いアパートや店舗の屋上は、ウレタン防水やシート防水で施工することが多いです。
柔らかい防水工法は伸縮性があるため、熱による膨張・収縮に追従し、クラックに強くなります。
いずれにせよ、下地に適した防水を選択するのが大切です。
FRP防水
まずは下地処理を行います。
全ての防水工事に共通していることですが、下地処理によって密着度が変わり、耐久性が左右されます。
古い防水層の浮いている部分を剥がし、不陸調整(凹凸を研磨)していきます。
ちなみに、FRPは Fiberglass Reinforced Plastics の頭文字で、日本語に訳すとガラス繊維強化プラスチックとなります。
ユニットバスの浴槽や、小型の船、サーフボードなどに使用されています。
下地処理が終わったら、ガラス繊維マットを敷き詰めて、ポリエステル樹脂を流します。
下地の状態によって、ガラス繊維マットを複数枚重ねて防水性能を高めることもあります。
トップコート
最後にトップコートを塗って完了です。
トップコートは保護塗料の一種で、紫外線などから防水層を守りますので、他の防水工法でもトップコートを最後に塗ることが多いです。
トップコートが劣化していても、防水層が問題なければトップコートの塗り替えのみで大丈夫です。
逆に言うと、トップコートは防水層を保護するために、定期的に塗り替えが必要なので注意してください。