耐震リノベーション 西区S様
もともとは新築を検討されていたお客さまでした。
築年数も古く、構造部の傷みも激しかったので丁寧に手を入れました。
設計・施工ともに自社で担当しており、耐震構造評点では、
X方向が0.51→1.60、Y方向も0.57→1.61と約3倍の耐震強化を行っています。
※構造評点1.00から浜松市の耐震補助の対象となります。
今回は、リビング / 玄関 / キッチンの三つに絞ってご紹介します。
リビング
着工前
一般的な和室でした。
まずはスケルトン状態になるまで解体します。
リビングは家族の団らんのスペース。
天井を高くすることで大空間を実現しました。
新しい窓から自然の光が優しく入ります。
美しい野物|横に掛かっている太い梁が、家が持っているパワーを感じさせます。
真っ白の壁紙とのコントラストで引き締まった印象です。
玄関
着工前
すべて撤去します。
完成後
この辺りもほとんど基礎から作り直しています。
無垢板の肌触りが気持ち良い空間です。
玄関の天井の着工前
真壁と呼ばれる柱が見えるタイプの壁でした。
完成後
柱を隠す大壁|おおかべデザインに変更しています。
キッチン
着工前
解体中
床や壁もすべて壊して確認し、断熱材も入れなおします。
完成後
キッチンも明るい対面型に変更しました。
住宅は建てた後もお付き合いが続きます。
床下点検口の設置など、メンテナンスのことも考えて設計しています。
見えないところもしっかりと仕上げることで、快適な暮らしを実現します。
私が建てました!コーナー
今回の大工工事は3人で施工しました。
こちらは親方の木下さん。
技量とスピード、0.5mmの精度を出す目、木材に対する確かな知識をもった職人です。
住宅改修は新築と異なり、工場生産のプレカット材が使えません。
そのため、造り手の腕が仕上がりにダイレクトに反映されやすいです。
良い職人を集めてチームをつくり、良い家を作ること。
それが私たちの仕事です。