窓の台風対策に！外付けシャッターの効果と注意点
住まいにおける自然災害のリスクは主に二つあります。
- 強風で物が飛ばされること
- 飛ばされた物が窓に衝突して被害が出ること
特に、住宅の中でも「窓」は大きな弱点です。
ガラスは割れやすく、断熱性能も壁に比べて低く、割れた際には破片によるケガのリスクもあります。
台風や突風による窓ガラスの被害とは？
台風や竜巻などの強風によって、植木鉢・屋根瓦・看板・外壁などが飛んでくると、窓ガラスが割れる原因になります。
実際に、
- 飛来物でガラスが割れ、ケガをしたケース
- 割れたガラスから室内に風雨が流れ込み、家具や床が被害を受けたケース
などが数多く報告されています。
さらに、ガラスの破片が床に飛び散ると避難時にも危険が伴い、掃除や片付けも非常に困難になります。
窓ガラスを守るには？まずは「飛ばされる物」を片付ける
台風シーズンには、家の周囲にある飛びやすいものをあらかじめ固定したり屋内にしまったりすることで、被害を減らすことができます。
しかし、それだけでは十分ではありません。
窓ガラスを守るためのもっとも効果的な方法は、外付けシャッターの設置です。
外付けシャッターとは？
既存の窓枠の外側に取り付けるリフォーム用のシャッターで、防災性や防犯性に優れた設備です。
雨戸と比べても、より強風に強く、デザインもコンパクトで見た目もすっきりしています。
外付けシャッターの主なメリット
1. 防災性の向上
飛来物による窓割れを防ぎ、台風や竜巻のリスクを大幅に軽減します。
2. 防犯対策
空き巣の多くは窓ガラスを割って侵入します。
シャッターを閉めておけば、ガラス破りの防止になり、外出時・就寝時も安心です。
3. 防音・断熱効果
外の騒音を軽減し、断熱性能も向上。冷暖房の効率もアップします。
写真は当社の実際の施工事例となります。
電動と手動、どちらを選ぶ？
外付けシャッターには大きく分けて「電動式」と「手動式」があります。
- 手動式 手で開け閉めする コストが安く、施工も短時間
- 電動式 リモコン操作で開閉 ボタン一つで操作でき、雨の日も楽
電動式はとても便利ですが、電源工事が必要となるため、リノベーションと相性が良いです。
人気のあるメーカーには、LIXIL（リクシル）や三協アルミなどがあり、性能とデザインの両立が可能です。
設置時の注意点
外付けシャッターは今ある窓の枠の外側に固定されます。
そのため、構造上縦方向の荷重に弱いという点があります。
- シャッターの下枠に足を置かない
- 無理な力を加えない
といった使い方を心がけましょう。
まとめ｜窓シャッターリフォームで家族と住まいを守ろう
台風や強風による被害は、窓ガラスの破損から広がるケースが非常に多いです。
「飛来物から窓を守る」「ガラス破りを防ぐ」ためにも、外付けシャッターのリフォームは大変有効な手段です。
事前の対策で、災害にも防犯にも強い家づくりを始めましょう！