12月でもエアコンを使わない

12月にお引渡しが終わったお客様の住宅へ、再度訪問して工事の感想を聞く機会がありました。

「内窓を設置してリビング暖かくなりましたね」とお伝えしたところ、12月でも日中20℃以上になるためエアコンを使っていないとお答えいただきました。

今回は、家を暖かくするために効果的な内窓について、ご紹介したいと思います。

 

 

 

住宅の最大の熱損失は窓

建物から熱が出たり入ったりする部位として、屋根・外壁・床もあります。

夏は太陽が高いので、屋根で熱を受けるため、屋根からの熱の侵入もあります。

しかし、住宅において最大の熱損失が発生するのは年間を通して窓が一番です。

全体の70%が窓から熱が出入りしているという研究もあり、窓を変えるだけで、簡単に断熱効果を出すことができます。

 

 

 

お勧めの内窓

当社で扱っている内窓は、LIXILのインプラスと三共のプラメイクです。

とはいえ、メーカーごとの価格・品質の差はほとんどありません

樹脂枠でガラスがはまっているという構造も同じです。

重要なのはガラスの種類です。

 

単板ガラスからペアガラス、LOW-Eガラスまで様々です。

単板ガラスは一枚のガラスで最も安価です。

ペアガラスは二枚のガラスで間に空気が入っています。

特にお勧めなのは、LOW-Eペアガラスのアルゴンガス入りです。

LOW-Eガラスは金属膜をコーティングしたガラスで、主に太陽熱を軽減するので夏に効果を発揮します。

アルゴンガスは不活性ガスの一種で、空気よりも高い断熱性を持ちます。

ガラスとガラスの間にアルゴンガスを注入して使います。

LOW-Eペアガラス×アルゴンガスの組み合わせは特に高い効果を発揮します。

 

内窓を取付する際は、ガラスの種類によって断熱性・値段が全く変わります。

どのようなガラスを使用するか、よく確認しておくようにしましょう。

 

 

 

補助金が使えることが多い

内窓は高い断熱性があり、省エネにつながることから毎年補助金の対象になっています。

今年も先進的窓リノベ2024の対象であり、来年も先進的窓リノベ2025が予定されています。

 

費用は掃出し窓で10万円程度+施工費となります。

補助額は全体の半額程度※でますので、実質半額で内窓が取付できると言えるので、コストパフォーマンスはかなり良いでしょう。

※LOW-Eガラス+アルゴンガスの場合で、窓の大きさによって変わります。

 

内窓はお勧めの工事なので、リフォームを検討している方は、一緒に設置をすることをお勧めします。