壁掛けテレビの設置のやり方
壁掛けテレビの設置について
壁に家電を取り付けたいという方からのご依頼が定期的にあります。
いちばん多いのは、テレビとプロジェクターです。
テレビは壁掛けで、プロジェクターは天井付けとなります。
壁掛けは天井に比べて難易度も高くないので、今回はそんなテレビの壁掛け方法をご紹介します。
壁掛け金具の購入
お持ちのテレビに対応した壁掛け金具を購入します。
同じメーカーのテレビでも、発売時期によって差があるので、型番で対応しているか確認してください。
工事を依頼いただく場合も、壁掛け金具は購入しておいていただけると助かります。
ただし、取付が出来なかった場合でも出張費は発生するので、不安な方はこちらで用意します。
金具を壁に取付する
次は、購入した壁掛け金具を壁に取付します。
方法はいくつかあるのですが、できれば下地があるところがベストです。
木造住宅の場合は、せっこうボードの裏に必ず等間隔で木が入っているので、そこに固定します。
間柱や野縁が下地のときは縦に入っており、胴縁が下地のときは横に入っています。
この木下地は、303mmとか455mmといった間隔で入っていることが多いです。
取付するときに使うビスは、石膏ボードの厚みが12.5mmなので、40mm以上あれば十分です。
下地が入っている位置は、図面を見たり、天井裏から覗いたりすれば確実です。
ただし、ホームセンター等で下地探しセンサーを打っているので、そうしたものを利用するのも良いと思います。
ご注意いただきたいのは、大型のテレビを取り付けするときです。
重量があるので、取付する下地も選ばなくてはなりませんし、専用の下地を入れるケースも多いです。
そういった場合は、近くの建築会社へ依頼してください。
下地が無かったとき
欲しい位置に木下地が無かったときは、私たちは下地を入れることが多いです。
ただし、クロスの張替えが必要になってしまうので、なかなかDIYでは難易度が高くなってしまいます。
自分で取付したい場合は、石膏ボード用アンカーを使うと良いでしょう。
エアコンの取付にも使えるくらい耐荷重があるので、テレビでしたら問題はありません。
ボードアンカーを使う際は次の点にご注意ください。
ボードアンカーはそれなりの耐荷重を持ちますが、かかる重さが変わるものは苦手です。
例えば、棚をボードアンカーで取付した場合、棚の上に物を置いたりすると重さが変わります。
エアコンやテレビ等、重さの変わらないものに対してアンカーを使用するようにしてください。
また、アンカーを取り付けする際は、電動ドライバーを使用してはなりません。
これも上記と同じ理由で、アンカーが石膏ボードを削ってしまい、耐荷重が下がるためです。