住宅の騒音対策&防音工事について

今回は、これから部屋の防音を行う方のために、

防音工事の基本についてお伝えしたいと思います。

 

防音材は断熱材と同じく、毎年いろいろな商品が様々な価格帯で出てきます。

防音材を選ぶ方法も併せて解説していきたいと思います。

 

 

 

防音のキホンについて

防音では、防ぎたい音⇔防音材をよく理解することが大切です。

 

まずは自分が対策したいと思っている音が何なのかを明確にしましょう。

人の話し声、犬の鳴き声、ピアノの音。

私たちの生活には様々な音であふれています。

 

問題は、たいていの防音材は特定の音に対して性能を発揮するということです。

これを貼ればどんな音にも効果が高いといった防音材はありません。

(例外は後ほど解説します)

自分が防音をしたい音に対して優先順位をつけることが大切です。

 

例えば、グラスウールは周波数と吸音率が比例しており、

低い周波数の音に対して効果が低いですが、

ロックウールは500ヘルツ程度から高い吸音率を発揮します。

たとえば犬の鳴き声(600~900ヘルツ)を防音したい場合、

グラスウールよりもロックウールを充填すべきです。

 

 

 

更に防音効果を高めるために

防音材はそれぞれ得意とする周波数帯が異なるというのが前項のお話でした。

それではピアノの音といった周波数帯の広い音源にはどうしたらよいのでしょうか。

 

この場合、防音材の量を増やしても効果は限られています。

複数の防音材を組み合わせていくのが良いでしょう。

たとえば、室内壁に吸音材であるウレタンマットを貼り、

壁内に遮音シートを張り付けるといったように、

別々の役割を持った防音材を配置するのが効果的です。

 

また、防音は一か所だけしても効果は低く、

まんべんなく対策することが大切です。

壁の防音対策をしていても、窓やドアといった開口部が未対策だと音が漏れてしまいます。

後付けの二重窓を取り付けたり、パッキン付の防音ドアに取り換えることができます。

 

 

 

効果の高い防音材

最初の方で、どんな音にも効果が高いといった防音材は無いが、例外があるというお話をしました。

実は、物体は質量が大きければ大きいほど、はね返す力が強くなります。

この法則を質量則といい、重いものほど防音材として優れています。

 

典型的なのは鉛で、鉛板は音や放射線に対して高い性能で防ぎます。

デメリットは非常に重く価格も高いことです。

住宅用鉛板であっても、1㎡あたり30キロを超えるため使う場所が限られます。

 

 

 

まとめ

防音の部屋を作りたいときは、防ぎたい音の周波数を明確にすること。

防音材のデータを比べ、該当する周波数に対して効果の高いものを選ぶことがポイントです。