【気になる疑問】現場への差し入れは必要なの?

お客様とのお話のなかで建築現場へお茶やお菓子などの差し入れはしたほうが良いのかと聞かれました。

新築やリノベーションなど大規模な住宅工事の場合は悩む方もいるのかもしれません。

施工側の視点から、お客様の疑問にお答えさせていただきます。

 

 

 

差し入れは必要か?

結論から申し上げますと、どちらでも結構です。

差し入れがなかったからと言って、仕上がりに差が出るようなことはありません。

少なくとも、一般的な建築会社であればそうだと思います。

ただし、新築工事や入居前工事の場合、現場で説明したいこともあるので、正直なところ時々来ていただきたいです。

 

 

 

差し入れするとしたら何にしたらよいのか?

なんでも結構です。

強いて言えば、コーヒーやお茶といった飲み物がメジャーです。

現場に行くことで、工事を確認したり進捗の報告をリアルタイムで受けることができます。

 

 

 

差し入れすることで手抜きの予防になる?

これは難しい問題ですが、ならないと思います。

お客様の見えないところで手抜きをする方法は非常にたくさんあります。

私たちプロでも、壁を開け、床を剥がして初めて問題に気づくこともあります。

建売では設計図通りになっていないことも、おそらく一般の方が想像されてる以上に多々あります。

そもそも、まず手抜きをするような建築会社やメーカーを選ばないことが大切です。

 

手抜きとまではいかなくても、現場では「このままでも良いかな」という考えがよぎる時が必ずあります。

「まあいいか」と思いそのままにしてしまう職人もいます。

ですが、「時間はかかるがやり直そう」と思うことこそ最後の仕上がりにつながります。

 

なお、新築よりリフォームのほうが現場で判断しなくてはならないケースが多いので、

リフォームで業者を選ぶときは新築以上に気を付けたほうが良いと思います。

 

こまめに報告をくれるかという点は、業者の質を見極めるひとつのポイントです。